延焼戦の中の火種、または逆襲の記録

見たもの、読んだもの、感じたこと、思ったこと。

ブログが書けない

また1年半空かずに更新できてよかった。

kimy.hatenablog.jp

 

このブログから1ヶ月以上が経った。

現在は2019年9月22日、日曜日の深夜である。

僕は今日の昼、サンピアザ劇場にて弦巻楽団さんの『ユー・キャント・ハリー・ラブ!』(以下ハリラブ)という劇を観てきた。

 

今だから、いや、今更言う。

このブログを再開させようと思ったのは、去る8/12に観た、同じく弦巻楽団さんの『ワンダー☆ランド』の感想を書きたいと思ったためだ。

素敵な劇だった。ひとりでも多くの人に見て欲しい劇だった。

少なくとも、僕のこの垢をフォローしてくださってる物好きな方々には、是非とも。

 

書けなかった。感想記事を。今も下書きで更新3週間前のまま眠っている。

 

これまでも僕の人生を幾度となく邪魔してきた、「できもしない完璧主義」が、またしても顔を出した。

小学校の読書感想文でも。中学生の卒業文集でも。大学のレポートでも。いつでも僕は、まとまった分量のある文章を書くのが大の苦手だった。

どう書き始めればよいか、最初の一文字で煮詰まったまま提出期限を迎えたことも一度や二度ではない。まとまりがあるか、いらんことを書いていないか、逆にいることを書き逃していないか。いちいち細かく気になってしまい、最後にたどり着けないことも多くあった。

いや、現在進行形でそれである。なぜなら、書く書くと言ったあの感想もこの感想も、未だ一度もアップするには漕ぎつけられていない。

Twitterのような短文の羅列は楽でいい。なぜか、肩肘張らず呼吸のように乱発できる。ところが、作文やブログになるとそううまくいかない。

 

ブロガーさんのように、ブログに広告収入を仕込み、書けば書くほど収入になるなら、まだ多少は書けよう。ただ、僕にはそこまでの熱量も文章力もなければ、やり方もよくわからない。

 

流行に乗って言い表すならば、文章を書いている僕の中には、『お前の文章って、醜くないか?』と囁く脳内ISSAが常に居座るのだ。あのでっかい玉座に。

文章だけではない。日々の様々なことほぼすべてにだ。できもしない完璧主義ゆえに、逃したチャンスや犯したミスは数知れない。

この記事も、脳内ISSAと戦いながら書いている。

オーマジオウは僕にはウォッチを与えてはくれない。僕は時の王者ではないからだ。

君が願うことならすべてが現実になるわけでもない。僕は選ばれし者ではないからだ。

きっとこれからも、僕はベルトもスーツも何もなしの丸腰で戦うのだ。

そうしなければ、僕のこの弱い頭では、 あの感動もこの衝撃も、いつか忘却の彼方へと消え去ってしまう。その前に、感動を書き付けておくのだ。

そしてこの己との戦いは、ブログに留まらず、いずれ人生を戦う糧にもなろう。

 

ハリラブの感想は、大いにネタバレを含む。

東京公演が終わる時までは、まだ数週間の猶予がある。その日までに、ブログは書き上げよう。

不出来でも、まとまりもとりとめもなくても、とりあえず書き上げて、更新するつもりだ。期待厳禁。


DA PUMP / P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~ Short version